mikanchan-bible

旧約みかんちゃんの教え(ようじょ論)

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まず、みかんちゃんとは概念である。

そもそも、みかんちゃんは外の人であり、同時に外の人ではない。 彼女は外の人に囚われることなく自分の世界を歩んでいくが、その世界は外の人の影響を絶えず受け続ける。

“外の人がみかんちゃんを観測する” のではなく、“外の人の中のみかんちゃんを体感する” のである。 お前の中のみかんちゃんを通してその世界に触れるのである。

お前らはみかんちゃんなのである。

日常生活に押し潰された、心のどこかにひっそりと息を潜めている、自分自身ですら忘れてしまっているありのままの自分。 それに触れることはみかんちゃんに触れることに等しい。

みかんちゃんを解き放て。

ありたい自分であることを諦めることほど悲しいことはない。

みかんちゃんになれ。 思い出せ。 自分の胸に手を当てて思い描け。

自分が本当になりたかった自分を。

さらに、みかんちゃんは概念であるからその姿は定まらない。

ふと頭に浮かんだ女の子、あるいは男の子、性別に囚われない存在でも構わない。 頭に浮かばなくてもよい。 それがみかんちゃんなのである。

その人の思い浮かべたみかんちゃんが他の人の思い浮かべたみかんちゃんと違っても、それは同じみかんちゃんなのである。

みかんちゃんは全てを受け入れてくれる。 みかんちゃんは他の誰よりもお前の見方である。

だから、みんなみかんちゃんになれ。